令和6年9月3日から5日にかけて、宮城県石巻工業高等学校土木システム科2年生の生徒さん2名のインターンシップを受け入れました。
今年度のカリキュラムは、次のとおりです。
1日目 会社概要等の説明、測量業務の体験
2日目 設計業務の体験
3日目 維持管理業務の体験
1日目
1日目は、会社概要の説明と測量業務の体験です。
社長から、社会資本、社会資本整備における国や地方公共団体・建設関連業・建設業、3者の役割の説明の後、測量・建設コンサルタント・地理空間情報サービスそれぞれの仕事の概要の紹介がありました。
特に3者の役割は学校では教えてくれない部分なので、将来を考える上で参考になったのではないかと思います。
座学で頭を使った後は、現場に出て測量の体験、会社に戻って作図、事務所内を三次元計測です。
測量は学校の授業でも勉強しているそうですが、ハンディスキャナー(LidarSLAM)を使って歩きながら計測する技術には、驚いていました。
2日目
2日目は、設計業務の体験です
社会資本と建設コンサルタントの役割、設計業務の事例紹介の後、道路設計にチャレンジしていただきました。(午前中に道路設計の条件などを説明し、午後は平面計画です。)
この体験は相当疲れるようで、毎年「疲れました。」や「難しかった」という感想が多く聞かれます。(まー、そうですよね。)
今年もそうだったのですが、2人とも「難しかったけど、楽しかった」と感想を話されていました。
3日目
3日目・最終日は、維持管理業務の体験として、道路台帳図を作る体験です
現地調査に使用している360度カメラを用いた撮影とソフトウェアを使った表示・確認、専用ソフトを使用した道路台帳図の作成を体験しました。
道路台帳図の作成では、道路面を作り、面積を測定します。正しい数値と自分が作成した面の数値の違いを確認し、正しい数値に近づくよう、修正を加えました。
毎年、石巻工業高等学校土木システム科のインターンシップを受け入れていますが、率直に感じるのは、素直で誠実に学ぶ姿勢の生徒さんばかりです。
今回の経験が、将来の役に立てば幸いです。